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信徒の一人として聖霊について色々と思うこと、経験した事[クリスチャン O さんより]

ペンテコステ

「ペンテコステ」キリスト教に馴染みの少ない方でも何処かでこの言葉を聞いたことがあるのでは?!

ペンテコステ(聖霊降臨祭)の歴史とその意味については、菅原牧師の「ペンテコステとは」をお読みいただく事にしてー。

私は、信徒の一人として聖霊について色々と思うこと、経験した事を記してみたいと思います。

ある牧師さんは、聖霊について、こんな事を書いておられます。 《ふしぎな風》 風は、私たちが思う以上に大きな力がある。そして、それは、私たち一人一人に与えられていると。

では、風は目には見えないのでしょうか?私は蓼科の森の中で、何度か風の通り道を見たことがあります。木々の枝葉を大きく揺らして、さーっと音を立てて通って行く。何処で生まれて、何処に行くのか分かりませんが、いろいろな経路をたどってどこかに消えていくのです。風が自分のところを通り過ぎていく時、何とも云えぬ心地好さに、しばし立ち尽くしていた事を覚えています。

では、聖霊は何を通して見ることが出来るのでしょうか?人を通して、人間を通して見たり、感じたりする事があります。『聖霊』を頭の中だけで考えていると、ややこしく、益々分からなくなってきます。生きて働く神様の力が受けられなくなります。

聖書の中に、このような言葉があります。「人が犯す罪や冒とくは、どんなものでも赦るされるが、霊に対する冒とくは赦されない。人の子に言い逆らう者は赦される。しかし、聖霊に言い逆らう者は、この世でも後の世でも赦されることがない。」(マタイ 12:31.32)

私は以前、このみ言葉がどうしても理解出来ませんでした。でも、或る時、普段あまりお付き合いの無い方が、身の上話をされ、(A さんとしておきましょう)両親が自分のマンションから1時間以上離れた場所に住んでいて、二人とも病気がち、ひんぱんに行ってお世話をしてあげたいが、自分の生活も忙しく、中々行けずに苦しい思いで過ごしている。私にも祈って欲しいと言われました。(今の様に介護保険制度が無い時でした。)暫らくして、A さんから連絡があり、マンションのお隣の家族が、急に引っ越す事になり、業者に話しをする前に、声をかけて下さったと大喜びでした。仲介手数料が無い上に、世間の相場よりお安くして下さるとのお話。それに加えて、ご両親の住んでいる家も丁度欲しい方にぶつかり、何から何まで全て上手く行く、有難く不思議なお導きに、只ただ感謝でした。ところが、ご両親がもう少し先にしたいと言い出されたのです。

神様に言い逆らう、それは私たち人間側の罪ですが、「聖霊」それは、神様からの愛のいっぱいつまった恵みの贈り物、一番良い結果を考えて下さり、具体的に整えて下さった事を感謝して大切に受け取ることをせず、自分の思いで安易に先延ばしを決めて仕舞う、無駄にしてしまう「時」の中に在る神様のお働き、愛を結果的に振り払ってしまったのだと思います。その後、マンションは直ぐに他の人の手に渡り、ご両親の家も売れず、最後は、病も重くなり、大変苦しい生活をされ、A さんも、無理がたたって体をこわして仕舞いました。

自分自身の事を考えても、岐路に立たされた時、神様の示して下さる道を選ばずに、自分勝手な安易な道を選んでしまった経験があります。

これからは、与えられたものを素直に受けて感謝の日々を過ごせたらと願っています。

次のペンテコステの礼拝には、一人一人の上に神様の聖霊が豊かに降り注ぐ事を祈りつつ、喜びを携えて出席したいと思います。

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