礼拝の手引き
礼拝は神の恵みが語られ、神の働きが示されていく場です。神がわたしたちどのように愛し恵みの中においてくださっているか、その真実にふれて、神に感謝し、讃美を献げ、神の恵みに応えていくのが礼拝です。
この手引きにはそのための最も基本的なことを記しました。礼拝の意味を受けとめ、神の招きを受けとめて行かれますように。
礼拝前
教会の礼拝になれておられない方はどうぞ受付でお気軽にその旨おっしゃってください。係の者が、ご案内いたします。聖書と讃美歌もその際お貸しいたします。また差し支えなければ、係の者が同席させていただきます。わからないことがあれば、ぜひおっしゃってください。
前 奏
オルガンによる前奏は礼拝開始と共に演奏されます。神の招きのうちにある自分を思い、砕かれた思いをもって、神のみ前に進み出る備えのときです。
招 詞
神がわたしたち一人一人をこの礼拝に招いて下さっている招きの言葉が朗読されます。わたしたちをこの礼拝に招くために神がなしてくださった愛の業への感謝をもって招きの言葉を聞きます。
讃 美
神の招きの言葉を聞いた者は、讃美によってこれに応えるのです。わたしたちの教会は「讃美歌21」を使用しています。ご一緒に神を讃美いたしましょう。
交 読
神の招きのうちにあるわたしたちが、神の御前で罪の告白、悔い改めをなし、同時に感謝と喜びを共に献げるのが交読です。全員で音読(会衆が声をそろえて読む)するために、句読点(どんなに短くても)、改行の際には必ず一拍おき、声をそろえて交読します。
主の祈り
主イエスが愛する弟子たちにこう祈りなさい、と言って教えて下さった祈りです。神の赦しと招きの中で共に祈る祈りです。声を揃えて祈ります。
讃 美
礼拝は神の招き、呼びかけであり、それに対するわたしたちの応答によって形づくられるものです。神の愛と招きに答えて、溢れる感謝をもって主を讃美しましょう。
聖書朗読
罪の告白と悔い改め(交読)・讃美に続いて神の言葉が朗読されます。この聖書朗読こそが礼拝の中心です。説教で説き明かされる聖書の箇所が朗読されます。神よあなたの言葉をわたしたちに聞かせて下さいという祈りをもって聞きましょう。
祈 祷
教会としての祈りが献げられます。この礼拝において働いて下さる神への感謝と、神に聞き従っていくことを願う祈りであり、この世のための執り成しの祈りを祈ります。
合 唱
聖歌隊による合唱は会衆讃美をリードすると共に、会衆讃美を整え、よりよい讃美へと導いていくものです。聖歌隊の讃美を聞きながら、御言葉への黙想を深めていきましょう。
説 教
朗読された聖書の御言葉の解き明かしである説教が語られます。神がわたしたち一人一人に語りかけてくださっているいのちの言葉が、説教者を通して語られます。
祈 祷
説教において語られた神の言葉が信じて受けとめられ、一人一人がその言葉によって力強く歩み出していくよう、神に祈ります。
讃 美
説教後の讃美は、神の恵み、神の愛、神の真実に対する感謝の讃美であり、その恵みを受けて新しい歩みへと送り出されていく喜びと応答の讃美です。速度が遅くならないよう注意して、心からの讃美をささげましょう。
献 金
感謝のしるしとしての献金を献げます。また神に仕えていくしるしとしての献金でもあります。献金の額はご自分の意志でお決めください。(強制ではありません)
間 奏
ハンドベルによる間奏は神の言葉に聞いた者が「主よどうぞあなたの御心のままにこのわたしを用いて下さい」と祈りのうちに願う時です。
祈 祷
献金の祈りを当番が献げます。この祈りは献金を献げうる感謝と、神への献身を願う祈りです。
頌 栄
礼拝全体によって与えられた恵みを感謝し、父・子・聖霊なる神をたたえ、神の栄光をほめたたえます。
祝 祷
神の御言葉による救いを受けて、わたしたちはこの世へと送り出され、新しく生かされていきます。祝祷はこの世に遣わされるわたしたちにキリストの恵みと神の愛と聖霊が豊かに注がれる宣言であります。感謝を込めて力強く「アーメン」と皆で応えつつ、礼拝から派遣されていきましょう。
アーメン四唱
祝祷に対するアーメン讃美です。
報 告
週報に従い、教会の諸行事の案内報告があります。
後 奏
後奏はこの世へと送り出されるわたしたちへの、短くも力強い励ましであります。したがって、この後奏が始まったら礼拝堂を退出して下さっていいのです。後奏を着席したまま最後まで聞いていたい方はどうぞそのままでお聞きください。後奏はわたしたちを新しい一週へと派遣するものですから、力強く歩み出していきましょう。