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弓町本郷教会のハンドベルのご紹介

ハンドベルの歴史

ハンドベル

ハンドベルは今から400年程前に、イギリスで生まれた楽器です.ヨーロッパの町を訪れると、町の中心に教会があり、朝な夕なに鐘の音が流れてきます. かってこの鐘は、何人かの人が鐘塔の下からロープを引いて鳴らしていました。
ハンドベルはこの鳴鐘の練習用に考案されたものです。

「ハンドベルは、教会の鐘から発展して出来た楽器です。まさに祈りであり、讃美の歌であり、さらに平和を願う響きでもあります。」

日本ハンドベル連盟の言葉より

個と全体の調和 - ハンドベル演奏について

ハンドベル

ハンドベルという楽器は、通常、一人では演奏することが出来ません。一つ一つのベルはピアノの鍵盤―白鍵と黒鍵―に対応しており、奏でられる音は決まっています。一人のリンガーは2個から3個、時には4個以上のベルを受け持って、10人前後のリンガー(Ringer) が協力して、一つの音楽を作り上げます。自分が受け持つベルの音は自分しか奏でることが出来ないという意味では、リンガー一人一人はソロ演奏者です。

この「個」が「全体」の流れの中で役割を果たすことにより、ハンドベルの音楽は出来あがります。ですからハンドベル演奏は、「個と全体の調和」のアンサンブルと言えます。リンガー一人一人の心が一つになり、美しいハーモニーとなった時の喜びは、何物にも代え難いものが在ります。神を讃美するに相応しい楽器といえます。

弓町本郷教会のハンドベルクワイヤの創設はいつからですか?

ハンドベル

弓町本郷教会ハンドベルクワイヤの創設20周年を記念感謝して、ハンドベルの教会音楽としての普及と更なる発展を願って、ハンドベルを所有する他教会との連帯を目的として教会ハンドベル音楽祭(東京近郊)開催に関する提案が、1999年に弓町本郷教会によりなされ、呼びかけ教会の賛同を得て、2000年3月20日に弓町本郷教会礼拝堂で、九つの教会ハンドベルクワイヤが一堂に会して「教会ハンドベル音楽祭2000」として開催されました。以来、各個教会の自主開催の形で今日まで継続されてきています。

弓町本郷教会ベルクワイヤは、1980年7月以来、毎週、主日礼拝献金時の間奏として、讃美歌の演奏奉仕を続けております。2008年にはクワイヤ創設30周年を記念しました。礼拝奉仕で使用する讃美歌のハンドベル用楽譜は、教会オルガニスト富永哲郎の編曲によるものです。現在、「ハンドベル讃美歌集I〜V」が出版され、約83曲の讃美歌が収載されています。リンガーは20代から80代の老若男女で、音楽的に経験の浅い人も含めて、共に力を合わせて演奏奉仕しています。

当教会ベルクワイヤでは現在、シューマリック社の4.5オクターブ(54個)のハンドベルを使用しています。毎月、第四主日の午後に、次月の礼拝奉仕讃美歌の練習をしています。

教会ハンドベル音楽祭について

弓町本郷教会ハンドベルクワイヤの創設20周年を記念感謝して、ハンドベルの教会音楽としての普及と更なる発展を願って、ハンドベルを所有する他教会との連帯を目的として教会ハンドベル音楽祭(東京近郊)開催に関する提案が、1999年に弓町本郷教会によりなされ、呼びかけ教会の賛同を得て、2000年3 月20日に弓町本郷教会礼拝堂で、九つの教会ハンドベルクワイヤが一堂に会して「教会ハンドベル音楽祭2000」として開催されました。以来、各個教会の自主開催の形で今日まで継続されてきています。

教会ハンドベル音楽祭 開催教会名
2000年3月 日本基督教団 弓町本郷教会 (東京・文京区)
2001年3月 日本基督教団 相模原教会 (神奈川・相模原市)
2002年3月 日本基督教団 弓町本郷教会 (東京・文京区)
2003年3月 カンバーランド長老キリスト教会高座教会 (神奈川・大和市)
2004年2月 日本福音ルーテル 東京教会 (東京・新宿区)
2005年2月 単立 久遠キリスト教会 (東京・杉並区)
2006年3月 日本基督教団 弓町本郷教会 (東京・文京区)
2007年3月 単立 國際基督教大学教会 (東京・三鷹市)
2008年3月 日本基督教団 相模原教会 (神奈川・相模原市)
2009年3月 カンバーランド長老キリスト教会高座教会 (神奈川・大和市)
2010年2月 日本福音ルーテル 東京教会 (東京・新宿区)
2011年3月 日本基督教団 弓町本郷教会 (東京・文京区)

★見えない光
(ハンドべルクワイヤのリンガーKさんからのメッセージです。)

私が弓町本郷教会に初めて訪れたのが、昨年の1月の事です。知人に連れられ、初めて教会に観光以外の目的で足を踏み入れたのですが、中に入ってみると古め かしい装飾と歴史を感じさせるたたずまいが私の瞳に飛び込んできました。その後、荘厳なパイプオルガンの音色、そして聖歌隊の賛美、最後に優しいハンドベ ルの音が私のこころに響き渡りました。

その後、音楽という導きにより、私は昨年の8月に初めてハンドベルの演奏をする事となりました。町田にある老人ホームで演奏会が行われたのですが、そこに いらっしゃるおじいさんおばあさん方と一緒に唄を唱ったり、ベルの演奏を聴いて頂いたりして非常に喜んで頂けた事を嬉しく思っています。

月日が流れ、今では私もハンドべルクワイヤの一員として演奏することが多くなりました。サイキン、礼拝にくる度に思う事があります。教会には、目に見えな い力があるのではないだろうか、と。百二十年という歴史を刻んだ教会に、百数十人の人々が日曜のたびごとに集い、祈りを捧げる。そして、牧師の声に耳を傾 ける。きっと教会という空間には、不思議な力が働いているのかもしれません。

是非、あたまではなく心で礼拝の最中に語られる言葉と、目には見えない音楽というひかりを感じ取って頂けたらとおもっています。

もし教会に来られて、鐘の音があなたのこころに響いたなら、どうぞ私達ハンドベルクワイヤに声をかけて下さい。その先には、あなたを魅了する世界が、あたたかなベルの音と新たな仲間とともにあなたの訪れを待っています。

★ひとつひとつの音が
( ハンドべルクワイヤのリンガーTさんからのメッセージです。)

私がハンドベルを最初に聴いたのは、初めて主日礼拝に出席したときです。献金のとき、それまではギャラリーに隠れていたベルクワイヤの人たちが、突如として美しい音楽を奏で始めました。

高い音のベルは可憐な、低い音のベルは優しい、今まで聞いたことのない美しい音色でした。その美しさに魅せられて、礼拝に毎週出席するようになった、と言っても過言ではありません。

聴くばかりだった私ですが、一年前からベルクワイヤに加えていただいています。演奏する側になって気付いたのは、ひとつひとつのベルが奏でるひとつひとつの音がどれも必要だということです。

どの音が欠けても、どこかしっくりといきません。このことに、私は神様のメッセージを感じます。どんなに小さな音も、小さな者も必要だよ、という。この神様の呼び掛けを受けて、私は礼拝に出席し、ハンドベルの演奏をしています。

みなさんも、礼拝でハンドベルの演奏を聴き、ご一緒にハンドベルの演奏をしてみませんか?ハンドベルをしてみたい方は、お気軽にリンガーにお申し出ください!

★70の手習いでハンドベルに出会って
( ハンドべルクワイヤのリンガー橋本 喜久さんからのメッセージです。)

私とハンドベルの出会いは、6年前弓町本郷教会に転入会した時でした。
住居が近い関係で、わが家の3人の子どもらが当時、弓町本郷幼稚園でお世話になったのでしたが、私は他の教会に属し、弓町本郷教会の礼拝に出ることは少なかったのです。その後、弓町本郷教会で熱心に教会生活をする娘の勧めもあり転入会致しました。もともと馴染みの教会で家が近いというのも好都合でした。

弓町本郷教会での教会生活を始めたのが2003年で、勧められてハンドベルの仲間になりました。「70歳の大台に入った私が!?」とも思いましたが、「ベルの準備や片付けの手伝い位なら出来るかも」と参加し、ぼつぼつ私も礼拝でベルを打たせて頂くようになりました。その後、中心的な方々の病気や召天、転勤等が続きメンバーが不足がちになったこともあり、今では抜けることもならぬレギュラーリンガーになっています。私より年長のベテランの方々のご奉仕もあって成り立っているハンドベルクワイヤなのですが、ベルを打つということにより、幾らかの老化防止に役立っているかも知れないと思っています。

2008年にはハンドベルクワイヤ創設30周年を迎えました。毎週の主日礼拝には欠かさず献金時に讃美歌演奏を続けているのですが、このように毎週30年間も続けているのは全国でも当弓町本郷教会のみであると聞いています。それぞれが違った音のベルを打ちながら、そのハーモニーによって奏でられるカリヨンはまさに荘重な礼拝堂に相応しい音楽でありましょう。

たまたま本郷の東京大学が近いために東京大学 YMCA 学生寮の学生さんが教会に来られて、ハンドベルを手伝ってくださる方がおられるのですが、大変うれしいことです。お若い方々の参加を大歓迎しております。

弓町本郷教会に美しいハンドベルの響きが永遠に消えることのないようにとひたすら祈ります。

★本郷サウンド
( ハンドべルクワイヤのリンガー津田さんからのメッセージです。)

1980年7月以来、毎週の主日礼拝で、献金時の間奏としてハンドベルによる讃美歌演奏をしております。 音楽的に素人の集まりである当教会ハンドベルクワイヤの讃美歌演奏を、何時の頃からか人々は「本郷サウンド」と呼んでいるようです。それは「日曜日の朝、弓町本郷教会に行けば何時でも聴けるベル(鐘)の響き」という意味かも知れません。ヨーロッパの古い町並みなどで、教会の鐘塔から流れる鐘の音は「カリヨン」と呼ばれ、街の人々の音の原風景となっています。あのミレーの晩鐘の情景ように、人々に安らぎを与えてくれますよね。

私達のハンドベルクワイヤによる礼拝奉仕は音楽的な素養も訓練も大きく異なるリンガーがそれぞれの役割を担い、主にある一致を求めての讃美歌演奏による讃美のハーモニーを神様に捧げる共同作業です。それを聴く会衆に、その讃美歌の歌詞やメッセージが自然に想起されるような演奏を心がけています。

当教会の主日礼拝でハンドベルによる讃美歌演奏を聴いたり、演奏した人々の言葉の中から、その響きの特色を拾ってみました (ハンドベルクワイヤ30年の歩み、1978〜2008, 2009発行より)。

♪強いられた一致ではなく、内的に一つにされた調和の音
♪温かみに満ちた音
♪み言葉を運ぶ音
♪静かな祈りの雰囲気に満たされる響き
♪SOUND OF DEDICATION(献身の音)
♪癒しの音(セロ弾きのゴーシュ) 貧しきものの捧げもの
♪心静められ、神様との対話を結ぶ音
♪神がブレンドされた一期一会の音
♪神の国からの響き

「シンプルで素朴なベルの響き故に、聴く会衆の心を素直に、その賛美歌のもつ深層に導く働きがある」とある教会員が述べてくれました。 「素直に祈りの心に導かれる響き」 それは礼拝音楽が「神と人との出会いの瞬間」を担ったことではないでしょうか。

東京にお越しの折は、是非一度ハンドベルによる讃美を聴きに来て下さい。

弓町本郷教会ハンドベルクワイヤへのお問合せは津田まで

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